幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
「で・・・顔はどんな顔だ?」

「スマートフォンで検索すればすぐに出て来るわよ…」

「・・・」

祐斗は自分のスマートフォンで有坂ルキを検索した。

「あ…コイツか…見たコトあるな…へぇー…あのアイドルの巣窟と言われる大手芸能プロダクション『ギャラクシー』所属か…分かった…でも・・・この金髪…副操縦士役にしては見た目がチャラくないか?」

「・・・多分…役柄に備えて…黒髪に染めると思うわよ…ルキ君の役作りは徹底してるから…大丈夫よ」

「・・・お義母さんよりも・・・結の方がルキに夢中じゃないの?」

「えっ!?気のせいよ…気のせい…」

私は笑って祐斗を誤魔化す。
誤魔化すけど、疑り深い祐斗はますます疑いを濃くした。

< 64 / 196 >

この作品をシェア

pagetop