幼なじみマリアージュ~偽装のはずが、エリートパイロットの溺愛が開始されました~
ナイショの恋人
「有坂ルキ君だ…結に祐斗君」

「よろしくお願いします。有坂ルキです…」

「娘の結です…彼は副操縦士の草壁祐斗です」

「彼のコトは訊いています…結さんの婚約者なんですね…」

「あ…」

ルキ君に名前を呼ばれ、頬が自然と紅くなる。

「結」

祐斗は苛立ったように私を名前を呼ぶ。

嫉妬深い未来の旦那様。

祐斗はルキ君のコトも睨んでいた。

「失礼します…」

長身の中性的な雰囲気の漂う男性が社長室に入って来た。

「あ…ルキ君のマネジャーの古谷樹里(フルヤジュリ)さん…」

「よろしくお願いします…マネジャーの古谷です」

「よろしくお願いします…」

私は古谷さんと握手を交わした。

「じゃまずは二人を我が社が誇る訓練施設『ホースワン』に案内してくれ。結に祐斗君」

「分かりました…」

「では…案内致します…」

私達は二人を訓練施設『ホースワン』に案内した。

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