社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
***
「俺が先に脱ぐね?」
実篤はモフモフの毛と、ボロボロのシャツを纏った狼男風の服を脱ぎ捨てると、上だけランニング姿になる。
ズボンはボタンだけ開けて、前立てを少しくつろげただけに留める。
別に裸になるのが恥ずかしかった訳ではない。
くるみが実篤の身体を見て戸惑ったように全身に力を入れたのが分かったから自重しただけだ。
「くるみちゃんのも……脱がしてええ?」
恐る恐る聞いたら、くるみがギュッとしがみついてきて。
実篤はそれを「OK」の意思表示だと受け取った。
さっき首のところの紐は解いたから、恐らくこのままほんの少し布地を引っ張るようにしてズリ下げていけばいいだけだと思う。
思うけれど――。
(ホンマに脱がしてもええん?)
くるみの肩に、下着の肩紐がないのがすごーく気になった実篤だ。
「俺が先に脱ぐね?」
実篤はモフモフの毛と、ボロボロのシャツを纏った狼男風の服を脱ぎ捨てると、上だけランニング姿になる。
ズボンはボタンだけ開けて、前立てを少しくつろげただけに留める。
別に裸になるのが恥ずかしかった訳ではない。
くるみが実篤の身体を見て戸惑ったように全身に力を入れたのが分かったから自重しただけだ。
「くるみちゃんのも……脱がしてええ?」
恐る恐る聞いたら、くるみがギュッとしがみついてきて。
実篤はそれを「OK」の意思表示だと受け取った。
さっき首のところの紐は解いたから、恐らくこのままほんの少し布地を引っ張るようにしてズリ下げていけばいいだけだと思う。
思うけれど――。
(ホンマに脱がしてもええん?)
くるみの肩に、下着の肩紐がないのがすごーく気になった実篤だ。