社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
***
実篤が思い切ってくるみのバニーちゃん衣装に手を掛けたと同時。
くるみが「あ、あのっ」と声を上げて。実篤は思わずビクッとなって手を跳ね上げた。
「ど、どうしたん?」
ドキドキしながら聞いたら、「うち、お風呂……入ってないの思い出しましたっ。――入っちゃ……ダメ?」と、愛らしく実篤を見上げてくる。
確かに実篤もまだじゃった、と気がついて。
内心ホッとしたのと同時に「しばしお預けかぁ〜」とも思ってガッカリしてしまった。
「えっと……ほいじゃあ、先にシャワー浴びる?」
浴槽に今からお湯をはるとなると少し時間が掛かってしまう。
さすがにそれは勇気がしぼんできそうで避けたい!と思った実篤だ。
「お湯は後でためるけんさ、とりあえずお互いササッとシャワーで汚れだけ落とすっちゅーんでどうじゃろ?」
俺は何を手の内を明かすみたいにペラペラ要らんことを話しちょるんじゃろうと思いながらも、何だか言わずにはいられなくて。
くるみはそんなグダグダな実篤に「……はい」と小さくうなずいてくれた。
実篤が思い切ってくるみのバニーちゃん衣装に手を掛けたと同時。
くるみが「あ、あのっ」と声を上げて。実篤は思わずビクッとなって手を跳ね上げた。
「ど、どうしたん?」
ドキドキしながら聞いたら、「うち、お風呂……入ってないの思い出しましたっ。――入っちゃ……ダメ?」と、愛らしく実篤を見上げてくる。
確かに実篤もまだじゃった、と気がついて。
内心ホッとしたのと同時に「しばしお預けかぁ〜」とも思ってガッカリしてしまった。
「えっと……ほいじゃあ、先にシャワー浴びる?」
浴槽に今からお湯をはるとなると少し時間が掛かってしまう。
さすがにそれは勇気がしぼんできそうで避けたい!と思った実篤だ。
「お湯は後でためるけんさ、とりあえずお互いササッとシャワーで汚れだけ落とすっちゅーんでどうじゃろ?」
俺は何を手の内を明かすみたいにペラペラ要らんことを話しちょるんじゃろうと思いながらも、何だか言わずにはいられなくて。
くるみはそんなグダグダな実篤に「……はい」と小さくうなずいてくれた。