社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
***
実篤に一通りお風呂場の使い方を教えてもらったくるみは、実篤からいわゆる彼シャツというものを借りて。
下着に関してはお泊まり想定で準備していたくるみだけど、パジャマは彼シャツを経験してみたくてわざと忘れて来たのだ。
「ごめんなさい、| 実篤さん、うち、うっかりしちょりました」
な〜んて言うのは真っ赤な嘘。
歯ブラシもメイク落としもお化粧も、愛用のシャンプー&トリートメントのトラベルセットでさえも……。他は何もかもしっかり鞄に入れてあるのに、パジャマだけ忘れるわけがない。
でも実篤は恋人を疑うことを知らないところがある男だから、くるみの小悪魔的策略にまんまと騙されてくれた。
「ええよ、ええよ。気にせんちょって? 俺の服で良ければいくらでも着てくれて構わんけん」
むしろ嬉しいくらいじゃけぇ、とロングシャツやらTシャツやらトレーナーやらアレコレ出してくれて。
「どれでも好きなん持ってって?」
とか。
実篤に一通りお風呂場の使い方を教えてもらったくるみは、実篤からいわゆる彼シャツというものを借りて。
下着に関してはお泊まり想定で準備していたくるみだけど、パジャマは彼シャツを経験してみたくてわざと忘れて来たのだ。
「ごめんなさい、| 実篤さん、うち、うっかりしちょりました」
な〜んて言うのは真っ赤な嘘。
歯ブラシもメイク落としもお化粧も、愛用のシャンプー&トリートメントのトラベルセットでさえも……。他は何もかもしっかり鞄に入れてあるのに、パジャマだけ忘れるわけがない。
でも実篤は恋人を疑うことを知らないところがある男だから、くるみの小悪魔的策略にまんまと騙されてくれた。
「ええよ、ええよ。気にせんちょって? 俺の服で良ければいくらでも着てくれて構わんけん」
むしろ嬉しいくらいじゃけぇ、とロングシャツやらTシャツやらトレーナーやらアレコレ出してくれて。
「どれでも好きなん持ってって?」
とか。