社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
「くるみちゃん?」
その表情が何だかすっごく気になって、実篤は声を掛けずにはいられない。
「幹事の名前が引っ掛かっちょるん……」
ポツンと消え入りそうな声音でこぼされた言葉に、実篤は再度葉書に目を落として。
「鬼塚純平・新見義人・花田太一・井筒穂乃・和田美波……」
丁寧に全員振り仮名付きで記載されていたから、読み間違いはないはずだ。
五人の名前をズラリ読み上げた実篤に、くるみが「最初の人……」と吐息を落とす。
「鬼塚くん?」
聞いたらコクッと頷いて。
くるみちゃんの性格からしたらいじめられていたと言うこともないじゃろうし、そもそも名前からして異性じゃもんなぁと小首を傾げていたら、「あんまり会いとぉない人なん……」と、これまたくるみにしては聞き取りにくい小さな声がして。
実篤は、思わず「えっ?」と声を漏らした。
その表情が何だかすっごく気になって、実篤は声を掛けずにはいられない。
「幹事の名前が引っ掛かっちょるん……」
ポツンと消え入りそうな声音でこぼされた言葉に、実篤は再度葉書に目を落として。
「鬼塚純平・新見義人・花田太一・井筒穂乃・和田美波……」
丁寧に全員振り仮名付きで記載されていたから、読み間違いはないはずだ。
五人の名前をズラリ読み上げた実篤に、くるみが「最初の人……」と吐息を落とす。
「鬼塚くん?」
聞いたらコクッと頷いて。
くるみちゃんの性格からしたらいじめられていたと言うこともないじゃろうし、そもそも名前からして異性じゃもんなぁと小首を傾げていたら、「あんまり会いとぉない人なん……」と、これまたくるみにしては聞き取りにくい小さな声がして。
実篤は、思わず「えっ?」と声を漏らした。