社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
てっきり「うち、今日はお酒はやめておきます」と言うかと思っていたくるみが、そんなカクテル一覧の中から、しっかりちゃっかりアルコール入りの普通のカクテル――カルーアミルクを頼んで、まるで不安を追い払うみたいにグイーッと一気に煽ってしまったから。
「くるみちゃん、そんな飲み方して大丈夫なんっ⁉︎」
実篤は思わず聞かずにはいられない。
カルーアミルクはアルコール度数五パーセント程度と、ビールとそんなには変わらないし、言うほど強いお酒ではない。
でも、過去にビールで小悪魔度に拍車をかけたくるみに、初エッチの主導権を握られかけた実篤としては、非常に不安なのだ。
今くるみが飲み干したカルーアミルクのカクテル言葉が「臆病・いたずら好き」だというのも、より一層実篤をソワつかせた。
何となく天然無自覚小悪魔なくるみにピッタリだと思いながら、自分は「いつもあなたと」というカクテル言葉を持つ、ウィスキーベースのマミーテイラーを飲んでいる。
***
「実篤さん。鬼塚くんに言うてくれた言葉、どこまで本気なん?」
「くるみちゃん、そんな飲み方して大丈夫なんっ⁉︎」
実篤は思わず聞かずにはいられない。
カルーアミルクはアルコール度数五パーセント程度と、ビールとそんなには変わらないし、言うほど強いお酒ではない。
でも、過去にビールで小悪魔度に拍車をかけたくるみに、初エッチの主導権を握られかけた実篤としては、非常に不安なのだ。
今くるみが飲み干したカルーアミルクのカクテル言葉が「臆病・いたずら好き」だというのも、より一層実篤をソワつかせた。
何となく天然無自覚小悪魔なくるみにピッタリだと思いながら、自分は「いつもあなたと」というカクテル言葉を持つ、ウィスキーベースのマミーテイラーを飲んでいる。
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「実篤さん。鬼塚くんに言うてくれた言葉、どこまで本気なん?」