社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
***
実篤だって、くるみ以外の女性と枕を共にしたことがないわけじゃない。
だけど――。
(何でくるみちゃんの中はこんなに気持ちええんじゃろ)
くるみと繋がると、今まで感じたことのない幸福感に包まれるのだ。
(そんだけ俺がくるみちゃんにメロメロっちゅーことじゃろーか)
もちろん、今まで抱いてきた女性たちのことだって、嫌いだったわけじゃない。
寧ろ付き合っていた時は愛してさえいたと思う。
でも、くるみのように背伸びしてでも手に入れたいと思ったか?と聞かれたらやっぱり違うのだ。
歴代の彼女たちはみんな年上で、どちらかというと相手の方が実篤を求めてくれたから。
実篤はヘタレわんこ力を発揮して、相手から押されるままに彼女たちを愛してきた。
それが、くるみに対してだけは勝手が違って、多少無理をしてでも――自分の中の男を奮い立たせて繋ぎ留めたいと思ってしまう。
「俺さ、くるみちゃんに受け入れてもらえるんが凄く幸せで……たまにどうしたらええか分からんなる時あるんじゃけど」
本当にその言葉の通り、すごく大事にしたいと思っているのに激情のままに欲望を全部ぶつけたい衝動に駆られて困る時がある。
実篤だって、くるみ以外の女性と枕を共にしたことがないわけじゃない。
だけど――。
(何でくるみちゃんの中はこんなに気持ちええんじゃろ)
くるみと繋がると、今まで感じたことのない幸福感に包まれるのだ。
(そんだけ俺がくるみちゃんにメロメロっちゅーことじゃろーか)
もちろん、今まで抱いてきた女性たちのことだって、嫌いだったわけじゃない。
寧ろ付き合っていた時は愛してさえいたと思う。
でも、くるみのように背伸びしてでも手に入れたいと思ったか?と聞かれたらやっぱり違うのだ。
歴代の彼女たちはみんな年上で、どちらかというと相手の方が実篤を求めてくれたから。
実篤はヘタレわんこ力を発揮して、相手から押されるままに彼女たちを愛してきた。
それが、くるみに対してだけは勝手が違って、多少無理をしてでも――自分の中の男を奮い立たせて繋ぎ留めたいと思ってしまう。
「俺さ、くるみちゃんに受け入れてもらえるんが凄く幸せで……たまにどうしたらええか分からんなる時あるんじゃけど」
本当にその言葉の通り、すごく大事にしたいと思っているのに激情のままに欲望を全部ぶつけたい衝動に駆られて困る時がある。