社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
そこまで言って、くるみは「関係ないですけど〝私〟……」と言い掛けたのを、わざわざ「うち」と言い直してから、「関係ないですけどうち、栗……〝実篤さん〟にくるみちゃんって呼ばれるん、何でか良く分からんですけど〝懐かしい感じがして〟キュンときちゃいました」とか。
実篤は、年下の女の子の突拍子のなさにただただ驚かされるばかりで。
「栗野さん」から自分の呼ばれ方が「実篤さん」に辿々しくグレードアップなされたことにも思いっきりドキドキさせられた。
(俺、この子に翻弄されまくりじゃん。ひょっとしてくるみちゃん、小悪魔なんじゃなかろーか?)
そういえば、七つ歳の離れたくるみと同い年の妹鏡花も、今の彼女同様、たまにぶっ飛んだことを言うんじゃったわ、と思い出して苦笑の実篤だった。
実篤は、年下の女の子の突拍子のなさにただただ驚かされるばかりで。
「栗野さん」から自分の呼ばれ方が「実篤さん」に辿々しくグレードアップなされたことにも思いっきりドキドキさせられた。
(俺、この子に翻弄されまくりじゃん。ひょっとしてくるみちゃん、小悪魔なんじゃなかろーか?)
そういえば、七つ歳の離れたくるみと同い年の妹鏡花も、今の彼女同様、たまにぶっ飛んだことを言うんじゃったわ、と思い出して苦笑の実篤だった。