社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
そのまま両頬をムギュッと挟まれて、下からじっと見上げられてから、
「確かにパッと見はそうかも知れんですけど……実篤さんは目がすっごぉーく優しーんですっ! うち、実篤さんのお顔、大好きですよ?って〝いつも〟言っちょるのに……まだ信じられんのん?」
と言われたら、照れと恥ずかしさでますます顔がフニャリと崩れてしまう。
自信がなくてつい「俺の顔って怖いじゃん?」が口癖になっていて、実篤がそうこぼすたび、くるみはそれを全否定してくれていたのだけれど。
こんな風に〝目が優しい〟だの〝大好き〟だの間近でまくしたてられたのは初めてだったから、実篤は物凄くソワソワしてしまった。
(いや、いや、いやっ! そうじゃなくっ!)
「くっ、くるみちゃんっ!」
何ら悪びれた風もなくふわっと微笑んでそんなことをして、スパーン!と言い切るくるみに、思わず真っ赤になって周りをキョロキョロと確認してしまった実篤だ。
実は実篤、あの祭りの後からおよそ一年をかけて、くるみとは何だかんだで〝良いお友達〟になれている。
だが、親しくなればなるほど、くるみの屈託のない物言いに惹かれるとともに、時折どうしようもなく〝嬉しい〟羞恥プレイを強いられるようになってしまったのも事実なのだ。
「確かにパッと見はそうかも知れんですけど……実篤さんは目がすっごぉーく優しーんですっ! うち、実篤さんのお顔、大好きですよ?って〝いつも〟言っちょるのに……まだ信じられんのん?」
と言われたら、照れと恥ずかしさでますます顔がフニャリと崩れてしまう。
自信がなくてつい「俺の顔って怖いじゃん?」が口癖になっていて、実篤がそうこぼすたび、くるみはそれを全否定してくれていたのだけれど。
こんな風に〝目が優しい〟だの〝大好き〟だの間近でまくしたてられたのは初めてだったから、実篤は物凄くソワソワしてしまった。
(いや、いや、いやっ! そうじゃなくっ!)
「くっ、くるみちゃんっ!」
何ら悪びれた風もなくふわっと微笑んでそんなことをして、スパーン!と言い切るくるみに、思わず真っ赤になって周りをキョロキョロと確認してしまった実篤だ。
実は実篤、あの祭りの後からおよそ一年をかけて、くるみとは何だかんだで〝良いお友達〟になれている。
だが、親しくなればなるほど、くるみの屈託のない物言いに惹かれるとともに、時折どうしようもなく〝嬉しい〟羞恥プレイを強いられるようになってしまったのも事実なのだ。