社長さんの溺愛は、可愛いパン屋さんのチョココロネのお味⁉︎
「《《くるみ》》っ」

 思わず自分の手を握るくるみの手首を引いて彼女を腕の中に抱き締めると、実篤(さねあつ)はくるみの柔らかな髪の毛に口付けを落とした。

「うちね、実篤さんとの子供、最低二人は欲しいって思うちょります」

 最低二人。
 うまくいけば栗野家(くりのけ)みたいに三人兄弟姉妹(きょうだい)や、もっと多くても構わないとさえ思っている、と自分を見上げてきたくるみに、実篤は我知らず息を呑んだ。

「そっか。……そのためには俺、くるみちゃんが無事身籠(みごも)れるよう、毎日滅茶苦茶(ぶちくそ)頑張らんといけんね。――やばい。今から凄い(ぶっ)楽しみじゃわ」

 次いでククッと笑いながらそう言ったら、くるみが「実篤さんのエッチ……」と耳まで赤くして。

「エッチな俺は嫌い?」

 かがみこむようにしてくるみの真っ赤な耳に唇を寄せて低く甘く(ささや)けば、くるみがフルフルと首を振る。

「それは()かった。――ねぇ、何じゃったら今から予行練習せん? 俺、今すっげぇ《《くるみ》》ん中に挿入(はい)たく(とぉ)てたまらんなっちょるんよ。……お願い、くるみ。良い(ええ)って()うて、俺を受け入れて?」

 不意に誘いかけるように艶を滲ませた実篤の言葉に、くるみはうなずく代わりだろうか。ギュウッと実篤にしがみ付いてきた。

***


「あ、っ……ん、実篤(さねあつ)さっ。……うち、もう……っ」

 ベッドの上。

 くるみの膣内(なか)をほぐすために実篤が挿し込んでいる指は今現在人差し指、中指、薬指の三本。

 長いことくるみの中を刺激し続けていた指たちは、くるみの愛液にまみれて少しふやけてしまっていた。

 だけどそんなことはお構いなし。

 実篤は蜜口の上で固く勃ち上がった小さな肉芽を暴くみたいに、そこを押し包んだ皮膚をそっと上にこすり上げると、蜜をまとわせた親指の腹でくるみの反応を見ながらやんわりと押しつぶす。

「あっ、やぁ……っ! それ、……ダメぇっ」

 赤く充血した敏感なそこへの直接的な刺激は、くるみには少し強すぎたのだろうか。

 悲鳴を上げるように(あえ)ぐなり、くるみが慌てたように足をギュッと閉じようとした。

 けれど、その動きは織り込み済みの実篤だ。

 身体をくるみの両足の間に割り込ませるみたいに彼女の上へ覆い被さっているので、どんなにくるみが頑張っても足を閉じることは叶わなくて。

 そのうえで、実篤はふわふわのおっぱいの中心で愛らしく自分を誘うみたいにツンと天を突き上げている胸の突起にも刺激を加え続けている。
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