狂暴な彼氏、家では甘えん坊。







「別に。お前なんかどうでもいい。」







''どうでもいい。,,


そう言われた瞬間、私の頭からプチッと何かが切れる音がした。


「…………はぁ?ふざけないでよ。こっちは毎日毎日楓くんのこと考えて、苦手な料理だって頑張って勉強して、お弁当作ってるのに……!」



一息でスラスラと言っていく私。


…………この際、全部言っちゃおう。


きっと、次の日にはもう関わらないと思うし。


「私だけ……?楓くんのことを思うと、胸が苦しくなったり、ドキドキしたりするの……」

歯止めの効かない言葉にのせて、涙まで出てきてしまう。


「っ……学校ではおはようすら言えないし、お弁当食べようって言っても食べれないんだよ……?」


クラスは唖然となってしまっている。


大丈夫……。明日には全部、無縁なんだから。

また一人で暮らしていけばいいだけっ……

そんなことを考えていくとどんどん涙が溢れてくる。


こんなこと言っちゃって、私ってやっぱり楓くんの隣には似合わないな……


本当は私が我慢すればいいだけなのに……っ

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