生存率0%
「きゃぁぁぁぁぁあ!」
美咲の断末魔の叫び声が響き渡った。
真紀と琢真は、美咲の背中しか見えず、何が起こっているのかわからなかった。
叫び声はしばらく続き、真紀と琢真が、
『まさか…?』
という表情と、恐ろしさが混じった、青白い顔になっていった。
叫び声が止むと、恐る恐る話し掛けてみた。
「……み、美咲?」
「……………。」
「美咲…?大丈夫?」
やはり、返事は無かった。
しかし、美咲はまだ立っている。
ほんの少しの期待を込めて、琢真が美咲の肩に手をかけた。
「…おい?大丈夫か?」
すると、
『グラリ』
美咲の体が傾きだした。
「……!?」
『バタン!』
美咲の仰向けに倒れた体は…