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そして、しばらくは真紀も、変なことを呟くことはなく、お昼を食べていた。
しかし、また真紀が言った。
今度はさっきより、自信があるような、大きめな声だった。
「ねぇ?本当に何か聞こえない?」
美咲と輝はキョトンとした顔をした。
「俺も、聞こえた気がする。」
そう答えたのは、琢真だった。
真紀は嬉しくなって、琢真にきいた。
「ねっ!聞こえるよね。何かショーをやってるのかも!」
『ショー』という言葉に、美咲と輝は目を輝かせた。
「ショー?見たぁい!」
「俺も見てぇ!早く食って行こうぜぇ!」
真紀は呆れた声で、しかし、笑いながら面白がるように言った。
「ったく。お祭り好きカップルめ!」