生存率0%
真紀は、しばらくの間、泣き続けたが、流す涙も枯れ果ててしまった。
そして、ふと前を見ると、いつの間にか、そこにはナイフが置かれていた。
真紀の頭は、もう、誰が何の為に置いたかなんて、考える余裕はなかった。
ナイフを手に取ると、自分の首に、銀色に光る刃をあて……
思いっ切り……
突き刺した……
あまりの激痛に、一瞬、顔を歪ませたが、
《これで、みんなに会える…》
そう思い、いうことを聞かなくなってきた体を、なんとか動かし、喉の更に奥へとナイフを突き刺した。
そして、遂に真紀も動かなくなり、自分から流れ出す血の中に倒れ込み、深い眠りについた。