生存率0%


「お店の人は?」



真紀がそう言うと、美咲が急いで、さっき食事をしていた店に向かった。

そして、少しの期待を込めて、店内を覗いた。


しかし、その希望は一瞬にして、恐怖を増幅させるものへと変わった。



「…うそ。いない…」


「嘘だろ、おい…。さっきまで、レジにいたじゃねぇかよ!」


「怒鳴らないでよ!」



美咲が泣きそうな声で輝に言った。



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