生存率0%


真紀は、うずくまっている男に声を掛けてみた。



「あの…、どうしたんですか?」


「………。」


「何かあったんですか?…他に誰かいますか?」


「………。」



男は何も答えず、ただ、うずくまって震えているだけだった。

琢真も何度か呼び掛けたが、駄目だったらしい。



「困ったね…。どうしようか?」


「そうだな…。他にも誰かいるかもしれないし、とりあえず、下に行ってみるか…」



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