至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

はい、と勢いで頷いてしまった。

ヘンに意地を張れば京様のご機嫌をさらに損ねてしまうかもしれないし。

……流れに身を任せよう。


わたしの願い……。

ご飯をお腹いっぱい食べたいっていう願いはもう叶えてもらった。


あとは……お母さんに認められたい、ってことだけど。


みやびみたいにピアノが一瞬で上達するのは無理でしょ。

期末テストで1位をとるとかも、自分の努力でしかどうにもならないでしょ。

顔をとびきり可愛くするにはお金がいるし、モデルみたいに脚を長くするなんてのも不可能で……。


残されたのはやっぱり……Sクラス以上の人に見初められる……ってことだけ。



「じゃあ、1つお願いが、あるんですけど」

「うん」

「……、……男の人を紹介してくれませんか」

「……は?」

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