至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
またもや「はあ?」と眉を寄せられる。
「俺を汚しちゃった、ってなに」
「綺麗で気高い、雲の上の人なのに……SSRなのに、」
「SSR? ソシャゲのレアカードかなんか?」
「? わ、かんないけど、真凛ちゃんが京様たちはそう呼ばれてるって……」
「あー……たぶんソレ、在学生が勝手にそう呼んでるだけの階級名称だな」
……ってことは、SSRって呼ばれてること知らなかったんだ。
学校に来ないから知らないのも当たり前だよね。
「それはいいとして。キス一つでこんなに動揺するんなら、いつまで経ってもSクラス以上の男には見初めてもらえないよ」
「うぅ……はい」
「でも逆に、うまく応えられるようになったらチャンスはあるから……すばる、頑張ってみる?」
「…………へ?」