至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

「でた。ファンサ率100%のファンサマシーン」

「だから真凛ちゃん、言い方……」


「しかし飛鳥井くんも罪な男だなあ。今まで何人の女子生徒を“その気”にさせてきたのか」

「あはは……。飛鳥井くんは天然人たらしで有名だったっけ」



フレンドリーに接してくれるからつい忘れそうになっちゃうけど、飛鳥井くんのご実家は京財閥と並ぶほどの権力を持ってるって聞いたことがある。



「てかねすばるちゃん。飛鳥井くんもSSRなんだよ。ちゃんと覚えときなね」

「え、うそお!」



驚きはしたものの、よく考えれば納得がいく。


最近はプライバシー保護の理由で貼り出されなくなったけど、1年生のときのテスト順位トップ3名に必ず飛鳥井くんの名前が載ってた。


そっか、飛鳥井くんもSSR……。

地位もあって、お金持ちで、秀才。



「うーん、ていうか飛鳥井くん今日もビジュ良いな!」



そう、おまけにお顔も超絶整っている!

天は、まちがって二物どころか三物、四物まで与えちゃったみたい。
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