至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
飛鳥井くんは少し考えるような仕草をして。
「ああ〜、鈴木要くんね。知ってるよお」
そう言ってにっこり。
……え?
まさか……。
とは思ったけど。
「金曜日に1部の女の子の中でイケメンだって騒ぎになったんでしょ? 体が弱くて、学校には全然来れてないっていう」
「そうですそうです!」
ただ、噂でその名前を知ってただけみたい。
「義理堅いですよね! わたし、鈴木くんはすばるちゃんに気があるんじゃないかって勝手に思ってるんですけど〜」
「ちょ、真凛ちゃん!」
慌てて遮る。
まったくもう!
真凛ちゃんてば、すぐそうやって話を盛りたがるんだから〜〜っ。