至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
さらに引き寄せられれば、心臓が激しく波打って、言葉を紡ぐことすらままならなくなった。
「お前ね、自覚したほうがいいよ。Aクラスどころか、SクラスSSクラスの中で1番いい女だってこと」
「はぇ……」
「俺はお前が学校から戻ってくるのずっと待ってて。早く会いたいなーって何回も何回も考えて、我慢できなくてエレベーターまで迎えにきちゃった」
にこ、と笑って。
今度はわたしを甘やかすんじゃなくて、甘えるみたいにぎゅう、としてくる。
何が起こってるのか……。
さっぱり理解できない。
1番いい女?
どう考えても言う相手を間違ってるよ……。