至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

あ、そっか。

体の厚みがあるから、ただ重ねたときよりも短くなっちゃうんだ……っ。


これはまずい。

脚のすき間もすーすーして落ち着かないし。



「あのっ、京様、すみません……っ」


扉越しに声をかける。

まもなくして近づいてくる京様の足音。



「なんだ」

「貸していただいたシャツ、その……短くて……。なにか下に履くものをいただけないでしょうか……」

「短い……?」



直後。

返事の代わりに、脱衣所のドアが開け放たれてびっくり。


「か、京様……っ?」

「あーたしかに、思ったよりもほんのちょっと短かったか」


「ほんのちょっとじゃなくて、だいぶ、かなり短いです……!」

「はは、恥ずかしいか。ほんとにお前は可愛いね」
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