至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

メジャーの冷たい感触に、ひく、となりながらもなんとか耐える。



「ウエスト57センチでーす」

「続いてヒップ測りますね〜。……81です! やや細身ですね〜。は〜いお疲れ様でした〜」



お疲れ様って言われたから、てっきりもう終わるんだと思って服に手をかけようとすると、にっこり笑顔で阻止された。



「これからご試着に入らせていただきます。今サイズを計らせていただいたので、それほどお時間は掛からないと思いますので」


「ご試着? って、なんのですか……?」


「京様よりご注文いただいておりました、室内用、お出かけ用のご洋服、ランジェリーなど、さまざまでございます」



頭がハテナマークで埋め尽くされる。

間もなく出てきたのは、フリルのついた可愛いワンピースだった。

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