至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

「べつに。俺がすばるに着てほしかったから買っただけ。すばるのためじゃなくて自己満」


そう言いながら、京様は上半身を起こそうとするから。


「やっ、起きちゃだめです! 詳しいことはわかんないけど、お疲れなんですよね? ぐっすり寝てください……っ」


制しても、言うことを聞いてくれなかった。



「すばるって、」

「はい」

「ほんと〜〜に、間抜けだね」

「え?」


の、罵られた。

このタイミングで?

どうして?



「俺に対して敬語を3回使ったね。つまり、ワンピースとキャミソールと下着、ぜーんぶ脱がしてほしいってことかな」

「へ……、っあ!」


しまった……!!

羞恥で顔が熱くなる。



「う、えっと……約束は覚えてたけど、無意識にでちゃって、敬語……」

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