至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

「い、いじわる……静日くん、ほんとうに、いじわる……!」


「優しいの間違いだろ。本来なら、今ごろすばるは何一つ纏わない状態で俺に……」


「やああっ、言わないでっ!」

「わー可哀想。まーた涙目になっちゃって」



だ、誰のせいだと……。

ていうか、龍泉閣にもどってすぐベッドに倒れ込んじゃうくらい、疲れてたんじゃないの……?



「静日くん、早く寝て……」

「なんで?」


「疲れてるんだから寝なきゃだめだよ」

「下僕の分際で俺に命令?」


「そうじゃなくて、心配だから……。あと、飛鳥井くんも、無理せずちゃんと休むように言ってたよ」

「……また飛鳥井……」

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