至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
ぼそっと何か言われたけど聞き取れない。
はあ、と大げさなくらいのため息をついて、わたしから視線を背ける。
「お前って俺の地雷踏むの大好きだよねー」
あれ?
なんか……怒らせちゃったかな……。
「せっかく今日はこのくらいでやめてあげよーと思ったのに。そんなにお仕置きされたい?」
「ひぇ……お仕置きって、いったい何に対して」
「昨日みたいに涙目になってキス疲れた、もうやりたくない〜って言ってもやめないからね。俺がすばるをそばに置いてんのって嫌がらせだから」
「!」
思い出した。
昨日、誤解を解こうと思って京様の……静日くんの帰りを待ってたんだった。
絶対、嫌な気持ちにさせちゃったから……。