至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-

さっきまではじっと聞いてくれてたのに、今度はだめだった。

さっと手を引かれる。



「んっ……」


唇が重なって。


「ふ……ぅ、っ」


それだけじゃ終わらなくて、深くなる。

脳がじん……と甘く痺れた。



「すばるが負い目を感じる必要なんてないのに」

「え……?」


「すばるとキスするの、俺もきもちいいから好きだよ」

「や……んぅっ」



ぐっと腰を引かれて、体が静日くんに密着する。


体温を感じながら何回も何回も唇を受け止めているうちに、ぐたっと力が入らなくなって。


静日くんに体重をぜんぶ預けてしまう。



「可愛いね、すばる……。好き、……大好き」

「っ! ぅ……」


お腹の下のほうが、ずくんと切なく熱をもった。

心臓もばくんばくん、鳴り止まなくて、このまま壊れちゃうんじゃないかって不安になる。

< 219 / 309 >

この作品をシェア

pagetop