至高の冷酷総長は、危険なほどに彼女を溺愛する -CLASSIC DARK-
押し当てられたと同時に、ぐっと体重をかけられて。
──なだれこむようにベッドの上へ。
「すばる、くちあけて」
「ん……、ぁ」
「そう、いい子」
静日くんの熱が入り込んでくる。
濡れた感触に思わずびくっと腰をひいて、だけどすぐに甘い熱が体を支配した。
ほんとうに……息をつく暇も、ない。
呼吸が乱れて、頭がぼうっとなって。
でもその苦しささえも、きもちいい……。
意識が朦朧とし始めたとき。
頬に添えられていた指先が、ふと首筋に下りてきて、びく、と肌が揺れた。
そのまま、つーっと、輪郭をなぞって
「ひぁ、…っ」
胸元でぴたりと止まる。
「その可愛い声……誰にも聞かせないでね」