きみの優しさを受けとりたい。
「考え事?…ふーんまぁいいや
何かあるならいつでも話してよ?」
冬は、納得はしてなさそうだけど詮索されなくてほっとした。
なんて言ったらいいかわからないから
自分でさえ今の気持ちがよくわからないのに、他の人に説明できるわけがないから…
だから、この気持ちが何かわかったら1番に冬に報告するからそれまで待ってて
「ごめんね、冬」
心の中で呟いたはずが声に出してしまった。
冬だったらきっと、自分の気持ちがよくわからなくても私に話してくれるはずだ。
でも私は、まだなんとなく話す気分になれない
これは私のただのわがままだ。
だから冬、ごめんね
私がじっと見つめていると…
「え?知咲どしたの?ごめんって??」
冬に不審な目線で見つめられる
「えっと、なんでもない
あっ予鈴まであと5分しかないよ!」
「わっほんとだ、急いでお弁当食べなきゃ」
冬と急いでお弁当を食べながらふと思った。