きみの優しさを受けとりたい。
2
目の前のソファーで男の人が寝ている。ただの男の人ではない…イケメンだ。
窓から差し込んでくる光がイケメンのこげ茶の髪を、綺麗な肌を、整いすぎてる顔を照らしている。
太陽の光がスポットライトみたい
イケメンの顔に見惚れていると
ぱちっ
「!?…えっと、おはようございます?」
いきなり目が開くものだからびっくりして声が上ずってしまった。
初対面の人にかけるもっといい言葉があったはずなのに、、しかも声も変になったし最悪だ
「?? え、おはようございます…?
えーっと僕に何かようですか、、?」
目の前のイケメンはものすごく困惑している。
そりゃ、気持ちよく寝ていたのに起きたら知らない人がいるのだから驚くだろうなんて思いながら
「用といいますか、なんと言ったらいいのかわからないんですけど要約すると迷子になったので助けてください。」
あぁ、初対面の人になんてお願いをしているんだ私は。
なんでこんなことになってしまったのか…
記憶を遡ること1時間前ーーー