きみの優しさを受けとりたい。



図書室の中をぶらぶら歩いていると、カウンターの奥の事務室の扉のわずかな隙間からオレンジ色の温かい光が漏れ出している。



なんとなく興味本位で近づき、事務室を開けると案外広かった。



ここにも沢山の本が保管されている。



中へ歩き出すとふわりと紅茶の匂いが香る。



なんで紅茶の香りがするんだろう



わからないまま事務室も探索をはじめ、1番奥のほうまで歩いていくと、さっきまで見えなかったのにいきなり長ソファーやローテーブルが置いてある区画が現れた。



ローテーブルの上に飲み掛けの紅茶が置いてある。



紅茶の謎が解けた。



そしてソファーの方を見ると



近くの窓から暖かい春の陽射しの中、ソファーの上で寝ている男の人がいる。??



ここで現在に至るーーー


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