人助けをしたら人気俳優との同居が始まりました
6
「じゃあカナが脱がせて」
力が抜けてクタクタの体を起こして、叶恵をまたいで膝立ちになっている太郎の上半身からTシャツを脱がせる。
「キレイ……」
小麦色に焼けたなめし皮のような艶やかな肌と、適度に鍛えられた胸筋、そして見本のように完全に6つに割れた腹筋を目にした叶恵は、思わず口にしてその肌に手を伸ばす。
仕事柄、多くの人の体を見てきたが、男の人の体をこれほど美しいと思ったのは初めてだった。
「キレイって、何が?」
「太郎くんの体。アスリートほど筋肉がつきすぎてなくて、何もしてない人みたいにたるんでもなくて、うまく言えないけど、なんだか彫刻みたい」
無意識にその肌を撫でていた手を太郎にそっと握られ、苦笑とともに指先にキスを落とされる。
「この前まで撮ってた映画がビーチバレー選手の役だったからね。でも俺よりもカナのほうがキレイだよ。肌が白くて柔らかくてモチモチしてて、ずっと触ってたいもん。胸も程よく大きくて、何より感じやすいのがいいよね」
「もう、バカ」
反射的に胸を隠そうとした両手を掴まれ、そのまま再びベッドに倒された。
両手をベッドに縫い止められたまま太郎の顔が近づいてきて、快感をさらに高める濃厚なキスを与えられる。
さんざん口腔内をむさぼって離れた太郎の唇は、胸から腹部へと、ときおり跡を残しながらゆっくりと下りていく。
やがてショーツの隙間から忍び込んできた指に花芽をクイッと強く押され、叶恵の口からはより一層高い声が上がる。
「あああ……っ、たー、くん、ダメ……」
「何がダメなの? こんなに感じてるのに。ほら、聞こえる?」
太郎が指を奥へ滑らせ、蜜壺の入り口を掻き回すと、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が叶恵の耳に届いてくる。
その音を聞きながらぼんやりと思った。
今まで経験してきた中で、これほどまでに純度の高い快感を与えられたのは初めてかもしれない。
強すぎる快感が苦痛になることを、叶恵はこのとき初めて知らされた。
「ね? 全然ダメじゃないでしょ」
「……たーくん、なんで?」
頂点はすぐそこに見えているのに、太郎によってその場に縛り付けられている。
「なんでって、何が?」
「なんで、そんなに余裕なの?」
「今まで焦らされた分の仕返しだからだよ」
ニヤッと笑った太郎にするするとショーツを脱がされると、抵抗する前に花芽を舌でぐりぐりと押しつぶされる。
「ああっ」
「カナ、本当に感じすぎ」
嬉しそうに言われて油断していたら、次の瞬間には蜜壺に舌を差し入れられ、溢れ出す花蜜をわざと音を立てて舐めすすられた。
「やあっ……、ぁんっ……」
それどころか舌で再び花芽をいじりながら、しとどに濡れた蜜壺を長い指で掻き回されて、さらに伸ばされた反対の手で胸の頂までもてあそばれて、叶恵は意識を飛ばしそうになる。
が、太郎は完璧にそのタイミングを見極めて、またもや梯子を外す。
「あぁ……、たーくん、なんで?」
「なんでって、何が?」
「うー、イジワル」
こんなときでも言葉遊びをやめない太郎を叶恵はにらむが、太郎は素知らぬ顔で今度は指で花芽をクリクリと触る。
「カナ、俺はどうしたらいい? 言ってくれないと分からないよ」
そう叶恵を見つめる太郎の表情はとても幸せそうで楽しそうで、でも意地悪で、何より色っぽかった。
「ねえ、言って。どうしてほしい?」
太郎は言いながら、下半身に身に着けていたものをすべて脱ぎ去ると、逞しく反り返った自分の欲望に叶恵の手を導いて、欲情で潤んだ叶恵の瞳を見つめる。
「俺がどれだけカナを欲しいか、分かった?」
微笑む太郎の余裕をどうにか崩してやりたいと、こんなときなのに負けず嫌い根性が顔を出す。
叶恵は挑発になることは百も承知で、それでも太郎が余裕をなくす姿をどうにかして見たくて、握らされた欲望をゆるゆると触りながらまっすぐに太郎を見つめる。
「私も、太郎くんが、欲しい。ピル飲んでるから、そのまま、挿入れて?」
「チッ」
「ああっ……」
舌打ちとともにズブリと奥まで貫かれて、叶恵は軽く達してしまった。
自分の予想以上の結果に、叶恵は太郎を締めつけたまま息を喘がせる。
「たーくんの、バカ」
「今のはカナの自業自得。この期に及んで俺を煽るからだろ。ベッドの上で俺にケンカを売ったらどうなるか、思い知らせてあげるよ」
太郎はニヤリと笑うと、叶恵が2度と挑発しないと決心するほどの強靭な腰つきで、ガツガツと奥を穿ち始める。
内壁を擦られ、奥を突かれ、与えられる快感がそのままグチュグチュという音になって聞こえ、叶恵はまたすぐに情欲の波にさらわれる。
「あっ、ああっ、んやぁ……」
「カナ、気持ちいいんだ? 腰が動いてる」
「たー、くんは?」
「俺も最高に気持ちいいよ。カナの中が、俺のことが好きだってキュウキュウ締めつけてくるんだ」
太郎があまりにも幸せそうに笑うので、叶恵は太郎を引き寄せ、唇を甘噛みする。
叶恵のその何気ない行為に太郎はまた煽られ、欲望を一層強く出し入れしながら、叶恵の唇を喘ぎ声ごとむさぼった。
「ホント、カナの無意識はタチが悪すぎる」
「やあっ、たーくん、もう……」
「うん。俺もそろそろ限界。中に出してもいい?」
叶恵が頷くと同時に、突き上げるスピードがさらに増す。
「んああああっ……」
叶恵が絶頂に達し、太郎をこれまで以上に強く締めつける。
「くっ……」
太郎の声とともに最奥に飛沫が叩きつけられ、じわりと熱に支配される。
凄絶な色気をまとう太郎の表情をうっとりと見つめていると、体をつなげたまま額に口づけられた。
「カナ、好きだよ」
力が抜けてクタクタの体を起こして、叶恵をまたいで膝立ちになっている太郎の上半身からTシャツを脱がせる。
「キレイ……」
小麦色に焼けたなめし皮のような艶やかな肌と、適度に鍛えられた胸筋、そして見本のように完全に6つに割れた腹筋を目にした叶恵は、思わず口にしてその肌に手を伸ばす。
仕事柄、多くの人の体を見てきたが、男の人の体をこれほど美しいと思ったのは初めてだった。
「キレイって、何が?」
「太郎くんの体。アスリートほど筋肉がつきすぎてなくて、何もしてない人みたいにたるんでもなくて、うまく言えないけど、なんだか彫刻みたい」
無意識にその肌を撫でていた手を太郎にそっと握られ、苦笑とともに指先にキスを落とされる。
「この前まで撮ってた映画がビーチバレー選手の役だったからね。でも俺よりもカナのほうがキレイだよ。肌が白くて柔らかくてモチモチしてて、ずっと触ってたいもん。胸も程よく大きくて、何より感じやすいのがいいよね」
「もう、バカ」
反射的に胸を隠そうとした両手を掴まれ、そのまま再びベッドに倒された。
両手をベッドに縫い止められたまま太郎の顔が近づいてきて、快感をさらに高める濃厚なキスを与えられる。
さんざん口腔内をむさぼって離れた太郎の唇は、胸から腹部へと、ときおり跡を残しながらゆっくりと下りていく。
やがてショーツの隙間から忍び込んできた指に花芽をクイッと強く押され、叶恵の口からはより一層高い声が上がる。
「あああ……っ、たー、くん、ダメ……」
「何がダメなの? こんなに感じてるのに。ほら、聞こえる?」
太郎が指を奥へ滑らせ、蜜壺の入り口を掻き回すと、ぐちゅぐちゅと卑猥な音が叶恵の耳に届いてくる。
その音を聞きながらぼんやりと思った。
今まで経験してきた中で、これほどまでに純度の高い快感を与えられたのは初めてかもしれない。
強すぎる快感が苦痛になることを、叶恵はこのとき初めて知らされた。
「ね? 全然ダメじゃないでしょ」
「……たーくん、なんで?」
頂点はすぐそこに見えているのに、太郎によってその場に縛り付けられている。
「なんでって、何が?」
「なんで、そんなに余裕なの?」
「今まで焦らされた分の仕返しだからだよ」
ニヤッと笑った太郎にするするとショーツを脱がされると、抵抗する前に花芽を舌でぐりぐりと押しつぶされる。
「ああっ」
「カナ、本当に感じすぎ」
嬉しそうに言われて油断していたら、次の瞬間には蜜壺に舌を差し入れられ、溢れ出す花蜜をわざと音を立てて舐めすすられた。
「やあっ……、ぁんっ……」
それどころか舌で再び花芽をいじりながら、しとどに濡れた蜜壺を長い指で掻き回されて、さらに伸ばされた反対の手で胸の頂までもてあそばれて、叶恵は意識を飛ばしそうになる。
が、太郎は完璧にそのタイミングを見極めて、またもや梯子を外す。
「あぁ……、たーくん、なんで?」
「なんでって、何が?」
「うー、イジワル」
こんなときでも言葉遊びをやめない太郎を叶恵はにらむが、太郎は素知らぬ顔で今度は指で花芽をクリクリと触る。
「カナ、俺はどうしたらいい? 言ってくれないと分からないよ」
そう叶恵を見つめる太郎の表情はとても幸せそうで楽しそうで、でも意地悪で、何より色っぽかった。
「ねえ、言って。どうしてほしい?」
太郎は言いながら、下半身に身に着けていたものをすべて脱ぎ去ると、逞しく反り返った自分の欲望に叶恵の手を導いて、欲情で潤んだ叶恵の瞳を見つめる。
「俺がどれだけカナを欲しいか、分かった?」
微笑む太郎の余裕をどうにか崩してやりたいと、こんなときなのに負けず嫌い根性が顔を出す。
叶恵は挑発になることは百も承知で、それでも太郎が余裕をなくす姿をどうにかして見たくて、握らされた欲望をゆるゆると触りながらまっすぐに太郎を見つめる。
「私も、太郎くんが、欲しい。ピル飲んでるから、そのまま、挿入れて?」
「チッ」
「ああっ……」
舌打ちとともにズブリと奥まで貫かれて、叶恵は軽く達してしまった。
自分の予想以上の結果に、叶恵は太郎を締めつけたまま息を喘がせる。
「たーくんの、バカ」
「今のはカナの自業自得。この期に及んで俺を煽るからだろ。ベッドの上で俺にケンカを売ったらどうなるか、思い知らせてあげるよ」
太郎はニヤリと笑うと、叶恵が2度と挑発しないと決心するほどの強靭な腰つきで、ガツガツと奥を穿ち始める。
内壁を擦られ、奥を突かれ、与えられる快感がそのままグチュグチュという音になって聞こえ、叶恵はまたすぐに情欲の波にさらわれる。
「あっ、ああっ、んやぁ……」
「カナ、気持ちいいんだ? 腰が動いてる」
「たー、くんは?」
「俺も最高に気持ちいいよ。カナの中が、俺のことが好きだってキュウキュウ締めつけてくるんだ」
太郎があまりにも幸せそうに笑うので、叶恵は太郎を引き寄せ、唇を甘噛みする。
叶恵のその何気ない行為に太郎はまた煽られ、欲望を一層強く出し入れしながら、叶恵の唇を喘ぎ声ごとむさぼった。
「ホント、カナの無意識はタチが悪すぎる」
「やあっ、たーくん、もう……」
「うん。俺もそろそろ限界。中に出してもいい?」
叶恵が頷くと同時に、突き上げるスピードがさらに増す。
「んああああっ……」
叶恵が絶頂に達し、太郎をこれまで以上に強く締めつける。
「くっ……」
太郎の声とともに最奥に飛沫が叩きつけられ、じわりと熱に支配される。
凄絶な色気をまとう太郎の表情をうっとりと見つめていると、体をつなげたまま額に口づけられた。
「カナ、好きだよ」