ある日、秋風とともにともに現れた彼女。
キィー
高い音とともに先生の声がする。

「早く席に着けぇ」

少しだるそうな担任の早坂 伊織(はやさか いおり)
ここの学校の卒業生で京都大学出身。顔はイケメンだけどちょっと惜しいって感じの人。まぁこの高校自体、県で偏差値が1位の学校だから当たり前かもしれないが。

ざわざわとみんなが席に着くと

「知ってるかもしれないがうちのクラスに転入生がきた。」

「はいはいはい!!」

お調子者が質問する。
大体こう言うやつは、

「その子可愛い?ねぇ可愛い?」

って言う質問しかしない。

「えぇっとじゃあ」

先生が話を進めようとすると

「なぁ無視すんなよ早坂ぁ」

「早坂先生って言いなさいって言っただろう
 じゃあ葉月入ってこい。」



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