恋のチャンスは3日間
「ところでさ、話しは変わるんだけど」

まもが話を変えた。
やっと解放される。

「野村って杉崎さんと同期だよな?」

「そうです」

「じゃあ、森下ちゃんとも同期?」

「森下って森下華央ですか?」

「そう」

「はい、そうです」

「じゃあさ、俺に森下ちゃん紹介してよ」

まも?

「亮平に何回お願いしても紹介してくれないんだよ」

「はあ・・まあ、いいですけ」

「ダメだ!」

「ほらな。いつもこうなんだよ」

「森下は俺が育てた可愛い後輩なんだよ。まもはいいやつだけど、森下はだめ」

「お父さんか!」

「だって、俺の癒しだし・・・あい・・・つ・・・」

だめだ。森下はやらん。。

そう答えた後の記憶が全くない。

どうやら、酒にのまれて寝たらしい。

「郡司先輩って・・・森下の事好きなんですかね?」

「うーん、俺もそう思ってるんだけど・・・ここまで大事にする亮平見たことないからな。・・・でも、好きだってことを自分でも自覚してないんだろ」

「必要なのはきっかけですかね?」

「そうだな」


そんな話を2人がしているなんてこと、寝ている俺は知るはずもない。

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