恋のチャンスは3日間
郡司さんが好きなのが李奈だったなんて。
またか。そんな気持ちと・・・何で?・・・嫉妬が入り交じる。
李奈とは高校2年の後半に仲良くなって、たけちゃんと3人で同じ大学に行って、2年生になる頃、2人は付き合い始めた。
それは喜ばしいことで、3人での付き合いも変わることなく今も続いている。
私と李奈は正反対タイプ。
私は156cmで普通よりぽっちゃり型。加えて童顔。
李奈は165cmのスレンダー美女。
だから李奈を好きになる人は、私のことは基本好きにはならない。
だって、タイプじゃないから。
ところが私が好きになる人は、なぜか李奈をタイプとする男の人が多くて、何度となく玉砕している。
「ごめん、俺李奈ちゃんが好きなんだ」
何回言われたことか。
え?告白されたことはないのかって?
まあ、希にいたけど私をタイプとする男。
でも、オタクっぽい人に好かれるんだよね。
いや、オタクでもいいの。
でも中性的な男の人が好きなので、お断りしてしまったり。
高校の時に付き合った人もいたけれど、李奈と仲良くなってから、李奈を好きになっちゃったとかで結局振られた。
そんな辛い思いをしてまで何で李奈と友達でいるかって言うと、李奈がなにやら私を大好きなようで、友達としてすごく大事にしてくれているから。
男の人が李奈に惚れるのは李奈のせいではないことはわかっている。李奈はたけちゃん一筋。高校に入ってから片想いしてたとか。
たけちゃんも高校の時には違う彼女がいたり、李奈も辛い思いをしていたことを聞いたら私となんにも変わらない女の子なんだなー。って思って、友達を続けている。
だけど今回は少し・・・いや、かなりキツイ。
郡司さんは私が入った会社の部署で初めて担当してもらった先輩で。3ヶ月で担当が変わってしまったけれど、好きになるには時間なんて関係なかった。
とりあえず、顔がドストライク。
笑顔がドストライク。
体つき、声、仕草。なにを見てもドストライク。話をしていても楽しかったし、優しかった。一度遅刻してめちゃくちゃ怒られたけど、それも今では良い経験をしたと思っている。
それからずっと片想い。
告白する勇気もなかった。
郡司さんはモテたから、いつも彼女がいた。
他の女の人と一緒に帰る姿に切なくなりながら、それでも見ることができた日には舞い上がっていた。時々「どうだ?」なんて声を掛けてくれることもあって、好きな気持ちを消せないでいた。
半年前の移動で、郡司さんを見かけることが本当になかなかなくて、寂しかったけど・・・まさか李奈に惚れていたとは気がつかなかった。
「あああああ」
夜の空気に吸い込まれるように、私のちいさな叫びは消えていった。
またか。そんな気持ちと・・・何で?・・・嫉妬が入り交じる。
李奈とは高校2年の後半に仲良くなって、たけちゃんと3人で同じ大学に行って、2年生になる頃、2人は付き合い始めた。
それは喜ばしいことで、3人での付き合いも変わることなく今も続いている。
私と李奈は正反対タイプ。
私は156cmで普通よりぽっちゃり型。加えて童顔。
李奈は165cmのスレンダー美女。
だから李奈を好きになる人は、私のことは基本好きにはならない。
だって、タイプじゃないから。
ところが私が好きになる人は、なぜか李奈をタイプとする男の人が多くて、何度となく玉砕している。
「ごめん、俺李奈ちゃんが好きなんだ」
何回言われたことか。
え?告白されたことはないのかって?
まあ、希にいたけど私をタイプとする男。
でも、オタクっぽい人に好かれるんだよね。
いや、オタクでもいいの。
でも中性的な男の人が好きなので、お断りしてしまったり。
高校の時に付き合った人もいたけれど、李奈と仲良くなってから、李奈を好きになっちゃったとかで結局振られた。
そんな辛い思いをしてまで何で李奈と友達でいるかって言うと、李奈がなにやら私を大好きなようで、友達としてすごく大事にしてくれているから。
男の人が李奈に惚れるのは李奈のせいではないことはわかっている。李奈はたけちゃん一筋。高校に入ってから片想いしてたとか。
たけちゃんも高校の時には違う彼女がいたり、李奈も辛い思いをしていたことを聞いたら私となんにも変わらない女の子なんだなー。って思って、友達を続けている。
だけど今回は少し・・・いや、かなりキツイ。
郡司さんは私が入った会社の部署で初めて担当してもらった先輩で。3ヶ月で担当が変わってしまったけれど、好きになるには時間なんて関係なかった。
とりあえず、顔がドストライク。
笑顔がドストライク。
体つき、声、仕草。なにを見てもドストライク。話をしていても楽しかったし、優しかった。一度遅刻してめちゃくちゃ怒られたけど、それも今では良い経験をしたと思っている。
それからずっと片想い。
告白する勇気もなかった。
郡司さんはモテたから、いつも彼女がいた。
他の女の人と一緒に帰る姿に切なくなりながら、それでも見ることができた日には舞い上がっていた。時々「どうだ?」なんて声を掛けてくれることもあって、好きな気持ちを消せないでいた。
半年前の移動で、郡司さんを見かけることが本当になかなかなくて、寂しかったけど・・・まさか李奈に惚れていたとは気がつかなかった。
「あああああ」
夜の空気に吸い込まれるように、私のちいさな叫びは消えていった。