メガネの彼に溺愛されてます
メガネの彼に溺愛されてます


放課後、私の楽しみは図書室で本を読むこと。

冬休み明けの学校は普段より寒いので、持っている中で一番あったかいカーディガンを着てきた。
手にはカイロも握ってる。

これで長時間図書室に居座る準備はできた。


満を持してガラッと図書室の扉を開ける。
思ったよりも暖かくて、ホッとした。

カウンターに座って本を読んでいる男子を見ると。
一瞬目が合い、すぐにそらされる。

…今日もいた。
ちょっとだけ長めの前髪、切れ長な目。

そして細めな黒縁メガネ。

あぁ、今日もかっこいいです。

メガネ男子が大好きな私が見つけた、ストライクど真ん中なイケメンさん。


去年の秋くらいから図書委員をしているようで、私は最近このひとを見るために、図書室に来ているのだ。

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