メガネの彼に溺愛されてます
唇が離れたあとメガネをはずして隆くんを見ると、手で口元を隠してしまっている。
「…なんで、隆くんのほうが照れてるの。
顔見せてよ」
くいっと服を引っ張ると、ようやく顔を見ることができた。
メガネのキリッとした隆くんも好きだけど、メガネをかけてない少しだけ柔らかくなる印象の隆くんも好きだ。
どうしよ、メガネをかけた顔がかっこいいから好き、というだけじゃなくなってきてる。
「…今なに考えてるか当ててあげようか?」
いつの間にかメガネをかけた隆くんが私の頭を優しく撫でる。
「メガネかけてなくてもかっこいいなって思っちゃった?」
嬉しそうな笑顔で、目を合わせてくる。