メガネの彼に溺愛されてます
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次の日も私は図書室に来ていた。
昨日は家に帰ったあとも、ふとしたときに隆くんのことを思い出しちゃって。
いつも読んでるメガネ男子が主役の漫画も全然読みすすめられなかった。
うう…会ったら絶対にやけてしまう。
にやけないよう、頬を押さえてからドアを開けると。
隆くんはまだカウンターにいなかった。
珍しい。
いつもは座っている時間なのに。
まあ、掃除の当番とか日直とかそういうこともあるし、本読みながら待ってようかな。
昨日の本を読もうとカウンターを見ると、隆くんが読んでいた本が気になる。
「これ、私も読んでいた本だ」
『年上メガネの名探偵』と書かれている本。
漫画だとメガネ男子のが好きで、小説だと推理ものが好きだ。