メガネの彼に溺愛されてます
「…まず、僕って図書委員じゃないんだよね」
「え!?」
想像もしていなかったカミングアウトに驚きを隠せない。
「本当はバスケ部で。
秋ごろ怪我をして、運動ができるようになるまで図書委員をしてたんだ。
バスケ部の顧問が図書委員の担当をかけ持ちしてて、怪我がよくなるまでの約束で人手不足の図書委員を頼まれてた。」
「バスケ部?…待って、怪我してるの!?」
「いや、怪我はだいぶ良くなったよ。
それで今日遅れたのは、バスケ部に復帰する相談を顧問の先生としてたんだ。」
だから中途半端な時期から図書委員で。
好きなスポーツはバスケで。
今日は図書室に来るの遅かったんだ。
聞いていた話がどんどん繋がっていく。