メガネの彼に溺愛されてます


「目の調子が悪くてメガネで学校に来た日があったんだけど。
その日は柊果ちゃんがなぜか僕をガン見してきて。
本を手に取ったあとも視線感じてて、目が合うとすぐにそらされて。

昨日までと態度がちがうのなんでだろうと思ってた」



「…ねえ、ちょっとストップ」

止めようとしても一度口を開いた隆くんは止まらなくて。
恥ずかしすぎて顔を手で覆う。


「次の日コンタクトで行くと見向きもされなくて、もしかしてと思って、今度はメガネで行くと視線を感じて。
さすがに露骨すぎてわかったよ、メガネ男子が好きなんだなって」


…絶対バレないと思ってたことが本人に筒抜けすぎる。

しかも私めっちゃ失礼じゃん。
メガネの隆くんしか見てなかったとか。



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