メガネの彼に溺愛されてます
こんなの読んでたら印象に残ってしまう。
違う本を読もう。
…あれ、さっきまでなかったのに机に影ができている。
嫌な予感。
なんか、気配を感じる。
恐る恐る顔を上げると。
…目の前にはメガネの彼が立っていた。
思わずガタッと立ち上がると、逃がさないとでもいうように、正面を塞がれる。
いつも座っていた彼は想像してたより背が高い。
私の頭は彼の肩より低い位置にある。
うわ、睫毛長い。いい匂いする。かっこい…
「なんでいっつも僕のこと見てんの?」
「…いや、えっと」
ひえっ、覗き見が本人にバレてた。
言い訳…言い訳なんてないか。