メガネの彼に溺愛されてます
正直に話そう。
「メガネが似合ってて…かっこいいなって思ってました。
気持ち悪いですよね、いつも見ててすいません」
ペコッと軽く頭を下げる。
さよなら、私の癒しの時間。
「それって僕のこと好きってこと?」
好き?
好きなのか私。
いや、顔はめっちゃ好きだけど。
それ以外は知らないし。
「ねえ、どうなの?」
屈みながら顔を近づけてくる。
待って待って。その顔は、私ほんとに。
「っ好き、好きですから、ちょっとあんまり近づかないでください」
思わずポロっと本音が漏れる。
好きなの顔だけど!
「…そんなに僕のこと好きなら、付き合ってあげてもいいけど」
「はい!?」
なんで!?今の話でなんで付き合いたいって思うの!?
どうしよ、かっこいいけど。
このひと全然わかんない!