イケメン幼なじみが転がり込んできた。
 りょうたちと行動を共にした。
 りょうの大学の友達のしんやくんとはるくん。
 何度か大学で見かけたことはあったが、挨拶程度で、話したことはなかった。

 花火をみんなで見て、帰ることにした。
「じゃあ、またね。」
「バイバイ。」

 みんなと駅でわかれて、りょうと2人になった。電車は混んでいた。
 りょうが前に立ち塞がり、守ってくれているようだった。
 いつものりょうとは違って、少し頼りになるしカッコよく見えた。
 私は、キュンとした。 アパートに帰り、りょうにお礼を言った。
「いろいろありがとう。」
「いや。別に。」

 お風呂に入り、2人でテレビを見ていた。
 いつものりょうに戻っていた。
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