雪のように、溶けてなくなりたい








ガヤガヤとした街の音。




人間の声。




スマホの着信音。





あちこちの飲食店からの、混じった匂い。




太陽の光、人工的な光。






家から一歩出れば、それらの音や光、匂いに、全身をボコボコにされてる気分だ。





「あー…帰りたい」




学校に行くことだけで、疲れてしまう。




それだけでも苦痛なのに、誰にもわかってもらえない気持ちにうんざりする。







私には生きにくい世界だ。












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