美琴ちゃん、大丈夫?
「…コーチ。泣きすぎ。」
「そりゃぁ…ヒック、泣くだろぉ…」
コーチのあまりの号泣ぶりにみんなで泣きながら笑った。
片づけをして会場の外に出ると、後輩たちがサプライズで花束をくれて、またみんなして笑いながら泣いてしまう。
試合には出られなかったけど、みんなが全力で戦う姿を見て不思議と達成感を感じていた。
走馬灯のように空手道部の思い出がよみがえる。
3年間。結果は残せなかったけど、凄く楽しかった。
そろそろこれからのこと、考えなくちゃいけない。
「柊」
帰り道、みんなで話しながら駅まで歩いてるところを後ろから川崎に呼ばれた。
「ん?」
「柊って…好きな人いるの?」
川崎がちょっと声のトーンを落として聞く。
「えっ」
「さっき後輩の男子部員全員に告られてたじゃん。なんなら一部の女子部員からも。」
「何言ってんの、さっきのはみんな冗談でしょ」
「いやいや、何人かは本気ですよ」
「えっ、嘘…!」
「柊…罪作りな女だね。」
それは、やってしまったかも…
「そりゃぁ…ヒック、泣くだろぉ…」
コーチのあまりの号泣ぶりにみんなで泣きながら笑った。
片づけをして会場の外に出ると、後輩たちがサプライズで花束をくれて、またみんなして笑いながら泣いてしまう。
試合には出られなかったけど、みんなが全力で戦う姿を見て不思議と達成感を感じていた。
走馬灯のように空手道部の思い出がよみがえる。
3年間。結果は残せなかったけど、凄く楽しかった。
そろそろこれからのこと、考えなくちゃいけない。
「柊」
帰り道、みんなで話しながら駅まで歩いてるところを後ろから川崎に呼ばれた。
「ん?」
「柊って…好きな人いるの?」
川崎がちょっと声のトーンを落として聞く。
「えっ」
「さっき後輩の男子部員全員に告られてたじゃん。なんなら一部の女子部員からも。」
「何言ってんの、さっきのはみんな冗談でしょ」
「いやいや、何人かは本気ですよ」
「えっ、嘘…!」
「柊…罪作りな女だね。」
それは、やってしまったかも…