振られた私を御曹司が拾ってくれました。
「ちょっと気が早いけど…新婚旅行は、ぜひうちの国に来て欲しいな…よければ宮殿で盛大なパーティーでもしようか。」
駿は笑顔でアジームに向き合った。
「アジームさん、君を誤解してしまって、本当に申し訳ない。…そうですね、新婚旅行はアラブにしようと思います。」
アジームは笑顔で駿にハグをした。
駿は少し恥ずかしそうな表情をしている。
「駿君、これからはビジネスパートナーとしてもお願いするよ。スイーツ工場の件は本気だからね…忙しくなるよ。」