振られた私を御曹司が拾ってくれました。

「…駿、夕食は何が食べたいですか?」


引っ越し終了後、マンションに到着して、すぐに私は駿に食べたいものを尋ねてみた。


「そうだな…でも、琴音は引っ越しで疲れているから、何か食べに行こうか?…まだこれから、荷物の整理もあるだろうし…」

「大丈夫ですよ。そのために私はここに同居するのですから、何か作りますよ。」


駿は微笑んで、私の頭をポンポンと叩いた。


「ありがとう、琴音。じゃあこれから、一緒に買い物に行こうか。」


このマンションは、スーパーマーケットが隣接している。
駿が買い物をするなんて、驚きだ。

駿と私は、夕食の食材を一緒に買いに行くことにした。
さすがに引っ越しの疲れはあるが、駿と買い物に行くのは、なんだか楽しそうだ。
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