【書籍化】離縁前提の結婚ですが、冷徹上司に甘く不埒に愛でられています
ちょっと、早すぎやしないでしょうか……?
それとなく白のシフォンブラウスを整えながら慌てふためく心を押し付け、
いつものように綺麗な所作を心がけながらテーブルに近づく。
「そんなビクビクすることはない、なにを勘違いしているのかわからないが、悪い話ではないよ」
だけど、会長は苦笑しながら対面に座るように促してくれた。
え……?
悪い話ではない……?