もう一度君に告白を。
朝日目線
集合時間10分前になっても、淕が来ない。
あの人また寝坊じゃん絶対笑 もう昨日あんな大口叩くからこうなるんだよ笑
立って待ってるのも疲れるからベンチに座って待っていよっと。淕がオススメしてきたこのパン屋さんのクロワッサンが美味しいって葵も言ってたなー。
もうそろそろ9時になると思いスマホを取り出すと近くで大きな衝撃音がした。何かがぶつかったような音、例えるなら車が...ぶつかったような...
!!!!!
何故だか分からないけれど、この時頭をよぎったのは淕だった。衝撃音のした方向へ急いで向かう。可愛いと言われたくて履いたヒールがこの時邪魔だと感じた。どうか淕ではありませんように。不謹慎ながらそう願ってしまった。そう願うしか出来なかった。
「救急車をお願いします!はい、高校生ぐらいの男の子と幼い男の子が倒れているんです!」
声を荒らげながら電話をかけていた男性の視線の先には、小学生ぐらいの男の子を庇うように血を流しながら倒れている淕の姿があった。
「淕ーーーっ!!!」
「ダメです!近づかないで下さい!危険です」
「嫌あああああ!!淕ー!彼氏なんです!淕ー!!!!」
集合時間10分前になっても、淕が来ない。
あの人また寝坊じゃん絶対笑 もう昨日あんな大口叩くからこうなるんだよ笑
立って待ってるのも疲れるからベンチに座って待っていよっと。淕がオススメしてきたこのパン屋さんのクロワッサンが美味しいって葵も言ってたなー。
もうそろそろ9時になると思いスマホを取り出すと近くで大きな衝撃音がした。何かがぶつかったような音、例えるなら車が...ぶつかったような...
!!!!!
何故だか分からないけれど、この時頭をよぎったのは淕だった。衝撃音のした方向へ急いで向かう。可愛いと言われたくて履いたヒールがこの時邪魔だと感じた。どうか淕ではありませんように。不謹慎ながらそう願ってしまった。そう願うしか出来なかった。
「救急車をお願いします!はい、高校生ぐらいの男の子と幼い男の子が倒れているんです!」
声を荒らげながら電話をかけていた男性の視線の先には、小学生ぐらいの男の子を庇うように血を流しながら倒れている淕の姿があった。
「淕ーーーっ!!!」
「ダメです!近づかないで下さい!危険です」
「嫌あああああ!!淕ー!彼氏なんです!淕ー!!!!」